オンライン診療で医師に伝えることとは?受診前の準備と話し方
オンライン診療を受ける際、医師に何を伝えればよいのか迷う方もいるでしょう。画面越しで診察を受けるため、現在の症状や体調の変化、これまでの病歴などを言葉で説明することが大切です。また、服用している薬や気になることを事前に整理しておくと、診察中の確認にも役立ちます。この記事では、オンライン診療で医師に伝えることを項目別に整理し、受診前の準備や説明するときのポイントを紹介します。
オンライン診療で医師に伝えることの基本
オンライン診療では、スマートフォンやパソコンなどを使用し、医師と映像・音声を通じてやり取りします。対面診療とは異なり、医師が直接触れて確認する診察ができないため、患者から伝えられる情報も重要になります。
現在の症状や体調の変化
まず、今回相談したい症状や体調について説明します。どこが気になるのか、いつ頃から変化を感じているのかなど、自分で把握している事実を伝えましょう。
例えば、次のような項目を整理しておくと、説明する内容を確認しやすくなります。
- 現在気になっている症状や体調
- 症状が始まった時期
- 症状が続いている期間
- 症状が現れる頻度やタイミング
- これまでに感じた体調の変化
- 日常生活で困っていること
症状の原因や病名を自分で判断する必要はありません。感じていることや実際に起きたことを、そのまま説明することが基本です。
症状が変化した経過
症状が始まってから現在までの経過も、伝えておきたい情報です。以前と比べて変わったことがある場合は、その内容を具体的に説明します。
正確な日時を覚えていない場合は、分かる範囲で伝えて構いません。記憶が曖昧な部分については、推測と事実を区別して説明しましょう。
これまでの健康状態について伝えること
現在の症状だけでなく、過去の病歴や服薬状況などについて質問されることもあります。医師から確認された際に答えられるよう、関連する情報を整理しておきましょう。
過去の病気や受診歴
過去に診断された病気や、現在ほかの医療機関で診療を受けている場合は、その情報を伝えます。手術歴や入院歴についても、医師から確認される場合があります。
病名や受診時期を正確に覚えていない場合は、診療に関する書類などを確認しておく方法があります。手元に資料がなければ、分かる範囲で回答しましょう。
現在使用している薬
現在使用している薬についても、医師に伝える必要があります。ほかの医療機関から処方された薬だけでなく、市販薬やサプリメントなどについても、医師から確認される場合があります。
薬の名前を覚えていない場合は、お薬手帳や薬の情報が記載された書類を手元に用意しておくと確認しやすくなります。使用状況については、自己判断で内容を変更せず、実際の状況を正確に伝えましょう。
アレルギーに関する情報
これまでに医薬品や食品などでアレルギーと診断されたことがある場合は、その情報も伝えます。また、過去に薬を使用した際に気になる反応があった場合は、医師へ説明してください。
原因が分からない場合に、自分でアレルギーと判断する必要はありません。過去に経験した内容と、医療機関で説明を受けた内容を区別して伝えることが大切です。
オンライン診療の受診前に準備しておくこと
診察が始まってから慌てて情報を探さなくてもよいように、必要な内容を事前に整理しておくとよいでしょう。
問診票を正確に記入する
医療機関によっては、オンライン診療の前に問診票への回答を求められます。問診票とは、症状や病歴、服薬状況などを医療機関へ伝えるための書類や入力フォームです。
質問内容を確認し、分かる範囲で正確に回答しましょう。入力後に体調が変化した場合や、記入内容に誤りがあった場合は、診察時に医師へ伝えてください。
伝えたい内容をメモにまとめる
診察中に話し忘れないよう、相談したいことをメモにまとめておく方法もあります。特に、複数の症状について相談する場合は、内容を整理しておくと説明しやすくなります。
メモには症状や時期だけでなく、聞きたい質問を書いておくこともできます。診察中は必要に応じてメモを確認しながら話しましょう。
診察中に医師へ質問したいこと
オンライン診療は、患者が症状を伝えるだけでなく、医師から説明を受けたり、疑問点を確認したりする場でもあります。
分からない説明や気になること
診察中に聞き慣れない専門用語が出てきた場合は、その意味を質問できます。また、医師の説明を聞いて分からない部分があれば、改めて説明してもらうこともできます。
質問をする際は、何について知りたいのかを具体的に伝えると、確認したい内容が明確になります。
診察後の流れについて
診察後の手続きについて不明な点がある場合も、医師や医療機関の担当者へ確認しましょう。次回の受診方法、必要な手続き、案内された内容などについて質問することができます。
医療機関によって案内方法が異なるため、個別の手続きについては利用先の説明を確認することが大切です。
オンライン診療で説明するときの注意点
オンライン診療では、通信環境によって音声が聞き取りにくくなる場合があります。相手の声が聞こえない場合や、自分の説明が伝わっていないと感じた場合は、その状況を伝えましょう。
また、周囲の人に会話を聞かれにくい場所を選ぶなど、プライバシーに配慮した環境を整えることも大切です。
厚生労働省は、オンライン診療では対面診療と異なり医師が得られる情報が限られることや、医師の判断によって対面診療への切り替えが必要になる場合があることを案内しています。
オンライン診療で対応できるかどうかは、患者の状態などを踏まえて医師が判断します。診察中に対面での受診を案内された場合は、その説明を確認してください。
参考情報:厚生労働省「オンライン診療について 国民・患者の皆様へ」
まとめ:オンライン診療で医師に伝えることを整理しておこう
オンライン診療で医師に伝えることには、現在の症状、体調の変化、過去の病歴、服薬状況、アレルギーに関する情報などがあります。
受診前に問診票へ回答し、必要な内容をメモにまとめておくと、診察中に確認しながら説明できます。また、分からないことや気になる点があれば、遠慮せずに質問することも大切です。
オンライン診療では、症状や状況によって対面診療が必要になる場合もあります。自分で病名や治療方法を判断するのではなく、把握している情報を正確に伝え、個別の対応については医師の説明を確認しましょう。





















コメント