かかりつけ医の探し方と選ぶときの確認ポイント
「かかりつけ医を持ちたいけれど、どこで探せばよいかわからない」と感じる方もいるでしょう。かかりつけ医は、普段の健康について相談したり、必要に応じて別の医療機関の案内を受けたりする際に身近な存在となる医師です。探すときは、自宅や職場からの通いやすさだけでなく、診療内容や相談のしやすさも確認すると、自分の生活に合う医療機関を考えやすくなります。この記事では、公的な検索サービスの使い方から受診前の準備まで説明します。
かかりつけ医の探し方を考える前に
まずは、かかりつけ医の意味を知っておきましょう。厚生労働省は、日常的な健康相談や体調が気になるときに相談できる身近な医師として紹介しています。
かかりつけ医は自分で選べる
かかりつけ医は、自分で選ぶことができます。特定の診療科に限られるものではなく、日頃から相談している医師をかかりつけ医と考えることができます。初めから一人の医師に絞る必要もありません。たとえば、普段通っている診療科が複数あれば、それぞれに相談できる医師がいる場合もあります。
かかりつけ医機能とは
かかりつけ医機能とは、日常的な診療や健康に関する相談、必要に応じた医療機関との連携などに関する機能を指します。2025年4月に始まった「かかりつけ医機能報告制度」では、医療機関が持つ機能について報告する仕組みが設けられています。患者が医師を一人に固定する制度ではありません。
かかりつけ医を探す具体的な方法
候補となる医療機関を探すには、国が案内する検索サービスや自治体の情報を活用できます。探した後は、診療内容や受診方法を直接確認しましょう。
医療情報ネット「ナビイ」で検索する
医療情報ネット(ナビイ)は、全国の医療機関や薬局の情報を調べられる公的な検索サイトです。住所や駅名、診療科目を指定し、診療日や診療時間などを確認できます。
また、トップページの「かかりつけ医機能」から、医療機関が報告した対応内容などを条件に検索することもできます。ただし、掲載情報だけで実際の受診可否が決まるわけではありません。最新の受付状況は医療機関へ確認してください。
自治体や地域医師会の情報を見る
市区町村の公式サイト、広報誌、地域医師会のウェブサイトなどにも、地域の医療機関に関する案内が掲載されている場合があります。自宅周辺だけでなく、通勤・通学の経路に沿って探す方法もあります。窓口の案内内容は地域によって異なります。
健康診断などの機会を参考にする
健康診断や予防接種などで医療機関を利用する機会があれば、診察時の説明や相談方法を知るきっかけになります。すでに通院先がある場合は、その医師に普段の健康相談について尋ねることも一つの方法です。
医療機関を選ぶときに確認したいこと
検索結果に医療機関が複数表示されたら、日常的に利用する場面を想定して、次の点を整理してみましょう。
通いやすさと診療日時
所在地、交通手段、診療曜日、受付時間、予約の要否を確認します。診療時間と受付終了時間が異なる場合もあるため、初診の受付方法を含めて公式サイトや電話などで確認するとよいでしょう。
相談したい内容への対応
標榜している診療科目のほか、健康相談への対応、必要時の紹介、訪問診療など、気になる項目があれば確認します。掲載されている機能があっても、個々の相談に対応できるかは状況によって異なります。
説明のわかりやすさ
実際に受診した際には、質問を伝えやすいか、説明を理解できたかなど、自分自身の受け止め方も判断材料になります。インターネット上の評価だけで決めず、必要な情報を確認しながら考えることが大切です。
初めて受診するときの準備
候補が決まったら、初診の予約が必要か、どのように受け付けているかを確認します。受診時には、利用できる健康保険の資格確認書類、医療機関から指定された書類などを用意します。持ち物は受診先や受診内容によって異なるため、案内に従ってください。
医師に相談したいことや、これまでの受診歴、現在利用している薬などを簡単にメモしておくと、伝えたい情報を整理できます。オンライン診療を希望する場合も、対応の有無や利用条件は医療機関ごとに確認が必要です。
かかりつけ医の探し方でよくある疑問
一度選んだら変更できない?
かかりつけ医を自分で選ぶことと、特定の医師に固定されることは別です。生活環境の変化などに応じて、相談先を考え直すこともできます。別の医療機関へ移る際に必要な手続きがあれば、各医療機関に確認しましょう。
近くに希望する医療機関が見つからないときは?
検索範囲を隣接する市区町村や通勤・通学先まで広げたり、自治体の医療機関案内を確認したりできます。対応可能な診療内容がわからない場合は、候補の医療機関へ問い合わせてください。
まとめ
かかりつけ医の探し方には、医療情報ネット(ナビイ)、自治体・地域医師会の情報、普段の受診機会を活用する方法があります。医師は自分で選べ、必ずしも一人に限定する必要はありません。診療内容や通いやすさ、相談のしやすさを確認し、自分が日常的に相談できる医師について考えてみましょう。
参考:厚生労働省「かかりつけ医」の見つけ方・探し方、厚生労働省「かかりつけ医機能に関する情報の医療情報ネット(ナビイ)での提供について」





















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