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社交不安障害は、その人が毎日の生活の中で不安や恐怖を感じている状況になると、こころやからだにいろいろな症状があらわれる病気です。
社交不安障害の患者さんで最も多い悩みが、1対1で人と接するときに必要以上に緊張してしまうことです。次に多いのが人前で何かをすることへの強い不安です。これは、字を書く、話すといった多くの人にとってはごく当たり前の動作が、社交不安障害の人では極度の緊張や不安感から手が震えたりします。そして、その手の震えを他人に気づかれないかと心配になり、人前でこのような行為をすることを避けるようになります。

- 「友達からの一言がきっかけで、人付き合いに緊張している自分に気がついた」
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〔社交不安障害の患者さんの例〕
A氏は中学までは、明朗活発な性格でクラス委員も務めるようなタイプでした。中学3年生になったある日、友人に「A君は人と話すときに目を合わせないね」と言われたのをきっかけに、自分が人と話をするときに緊張しやすいことに気がつきました。以来、人と話すときには今まで以上に強く緊張するようになり、集会など大勢の人が集まる場所ではさらに症状が増悪して頭痛や吐き気を感じるようになりました。
高校に進学しても、通学時の混雑するバスの中で動悸がしたり、汗ばむなどの症状がでて、これが原因で不登校がちになりました。
社交不安障害の原因は、主として脳内のセロトニンなどの機能異常と考えられており、それらを調整するおくすりによる治療がなされます。また、心理療法が行なわれることもあり、どちらも確実な治療効果があるため、組み合わせて行なわれています。







